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【渡米前に知っておきたい!】マーティンルーサーキングの祝日ってどんな日?

Skyまどかです!

今日はアメリカの祝日の一つ、マーティンルーサーキングジュニア牧師の記念日(Martin Luther King Jr. Day)について一緒に学んでいきたいと思います。

マーティンルーサーキングの日

毎年1月の第3月曜日は、キング牧師デー記念日。正式名称は「Dr. Martin Luther King, Jr. Day」といって、アメリカには年間たった10日しかない連邦祝日のひとつ。公民権運動のリーダーとして活躍し、全世界に多大な影響を与えたキング牧師の誕生日1月15日を祝うためのものだが、土日との3連休にするために第3月曜日に制定されている。

アメリカの祝日は少ない?

まずアメリカの祝日は日本や他の国に比べて少ないです。日本では祝日が1年間に16日ありますが、アメリカが国として祝日と定めている日数は1年間に10日です。また、州が定める祝日や、祝日なのに普通に仕事をしている日も多くあります。

その貴重な10日間の祝日のうちの一つに、マーティンルーサーキングジュニア牧師の生誕祭というものがあります。彼の誕生日が1月15日だったので、1月の第3月曜日として定められています。

 

キング牧師とはどんな人?

キング牧師(1929-1968)は、アメリカの公民権運動の指導者の一人として人種差別や不平等と闘い、非暴力デモを実施し、公民権法や投票権法の可決などに大きく貢献した人物。1963年のキング牧師の有名な演説「私には夢がある(I Have a Dream)」は広く共感を呼ぶ。これらの運動により米国内の世論も盛り上がりを見せ、1964年に公民権法が制定された。1964年にはノーベル平和賞を受賞したが、その4年後、39歳で暗殺された。

幼少期の経験

1929年1月15日、ジョージア州アトランタ出身。6歳のときに一緒に遊んでいた近所の白人の子どもの母親から「黒人とは二度と遊ばせません」と最初の人種差別を経験。また、当時一部の州では、黒人は公共のバスの後部座席に座り、前部座席が満席になった場合は、白人に後部座席を譲らなければならないという法律があった。アフリカ系アメリカ人が人種主義や人種差別、不公正な法律によって屈辱を受けている現状を見た。

公民権運動の始まり

ある出来事から人種差別が法律で変えることができるかもしれないと思ったキング牧師は、バスボイコット運動を先導し、バス内での人種差別禁止判決を勝ち取った。このことからキング牧師の名前は国際的に知られるようになり、キング牧師の全米各地での公民権運動が始まっていく。

非暴力を生涯貫く

キング牧師の特徴は、非暴力主義。インドの独立の父ガンジーの影響で一切抵抗しない非暴力を貫いた。

“I Have a Dream”の演説

1963年公民運動の最も重要な運動の一つで、ワシントン大行進がある。キング牧師がそこで行った”I Have a Dream”の演説は、人種差別の撤廃と各人種の協和という理想を訴え、広く共感を呼んだ。よく1964年ノーベル平和賞を受賞。

暗殺

1968年テネシー州メンフィスで労働者のストライキを支援中に銃によって暗殺された。

祝日制定には長い時間がかかった

「キング牧師デー」は、キング牧師が暗殺された1968年に提案されてから、1983年に議会を通過するまで15年もかかっている。通過したあとも祝日として導入しない州がいくつもあったり、「公民権運動の日」として導入していたニューハンプシャー州がとうとう「キング牧師デー」と本来の名称に変えたのは、なんと1999年。この祝日制定がこれほど困難をきわめた理由は、「黒人の誕生日を祝日としてなど祝えるはずがないだろう」という白人の抵抗だった。

私の想い

キング牧師がなくなってから50年以上経つのに、奴隷解放宣言から150年も経つのに、2020年にはBlack Lives Matterの運動が全米で起こりました。人種差別問題がいかに根深いものかということをアメリカにいながらひしひしと感じています。人種だけが理由で命の危機に立たされるような人がもういなくなりますように。当たり前のようにAll Lives Matter(全人種の命が大切)なアメリカになりますように。そんなことを願いながらこの記事をまとめました。私たち日本人にとっては馴染みのない話ですが、まずは知ること方がスタートだと思います。少しでも誰かの役に立てば嬉しいです。